６月も過ぎ、明日から７月。
いよいよ夏本番でございます。東京や関東一部ではもうお盆が始まりますね。(7月13日から7月16日)当店でも関東のご親戚にお盆提灯を贈られる方は5月には提灯の注文を下さいます。

ちなみに当店がある長野県飯山市は8月13日から8月16日までがお盆。
長野県、特に当店がある長野県北部では新盆(あらぼんと呼ばれます)を大事にされる方が多いと感じます。菩提寺様をお招きしてお仏壇にお経を上げて頂き、この日ばかりは遠方の家族や近しい親戚が集まり墓参りに出かけます。盆提灯を飾り、ご馳走を囲んだり、ご先祖様の思い出話に花が咲きます。

飯山市はお寺が多く8月13日の早朝にはそこかしこで迎え盆のお線香の香が流れて来ますのも、飯山ならではの夏の風物詩です。

余談ですが飯山ではほとんどのお宅が迎え火・送り火を焚きません。
店番の私も現在46歳ですが、隣近所で火を焚いているのを見た事が無いんです。どっこいお隣の中野市から南は、皆さん朝からかんば等を焚いてお墓参りの準備をされるのだから不思議ですね。また長野市近郊では「お盆に歌う歌」があるとか。これも飯山では聞いた事もありません。

仕事柄、様々なお盆のやり方を聞く機会があるのですが本当に様々で、私の密かな楽しみでもあります。

お供え物やお飾りも様々ですが、何より大切なのはご先祖様への感謝でございますね。