お仏壇の洗濯はお湯洗い

2024年2月19日 新着情報

おはようございます、山﨑本店です。
本日は「仏壇のお洗濯」風景です。金箔や塗りが施された仏壇、通称金仏壇。飯山仏壇はかなり細かく解体が可能です。古くなった仏壇をお預かりし買った時のような美しさに戻す作業を飯山では「洗濯」と呼びます(他県では洗いとも言われます)。
その言われはご覧の通り、古い仏壇を解体しお湯で洗います。お湯をかける事で古い汚れや彫刻の中に詰まったゴミやほこりを取り除くのです。時期によっては写真のように冬でも作業をします。洗った物はパーツごとにチェックし、室内でじっくりと乾燥させます。これは全部手作業です。便利な機械も無いわけではありませんが、機械の作り出す水圧は時に部品を傷付けたり壊したりする事も…こする時ははけ等柔らかい物を使用します。お湯で柔らかくした藁の束でこすった時代もあります。
洗濯作業は室内でも行いますが、こちらはお寺の大きなお厨子(仏像を安置する入れ物)の為、広いスペースが必要なので外作業となりました。
作業はご覧の通り時間も手もかかりますし、費用もかかります。しかしこの手間がこの先も長く永く安心して使って頂ける土台になります。

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