段掛・法被の新調 曹洞宗寺院様
今回は布物の仕事です。
須弥壇の上の段掛と本尊様の前の飾りである法被の新調です。
共に、「青貝蜀甲」という大変貴重な布地でオーダーを頂戴しました。
螺鈿装飾のような煌びやかでミステリアスに光る「青貝箔」を使用した蜀甲柄の生地「青貝蜀甲」。
「青貝箔」とは本銀箔を伝統技術で”燻す”ことで青貝のような独特の彩色を再現したものです。
本来、銀は劣化しやすいため織物の糸としては不向きな点を解消する技法とも言えます。
現在「青貝箔」を作れる職人は非常に少なく貴重なものといえます。
信仰の対象であるお寺様のご荘厳に相応しい仕上がりとなりました。
りん布団から水引・柱巻までご用意可能です。
今後この様な手間のかかる布地は希少になってくるでしょうから
思い立った時が好機かもしれませんね。